第5回目は契約時に潜む見積書の罠について解説していこうと思います。
結論、住宅の見積書には罠が特に多く潜んでいます。
今回は抑えておくべきポイントを4つ解説させて頂きます。
【目次】
1.見積もりの中の仕様を確認
2.差額見積もりを活用
3.地盤補強の費用を確認
4.間取りは契約時に確定しておくこと
1.見積もりの中の仕様を確認
皆さん、契約時の見積書の詳細項目はきちんと確認していますか。
住宅って数千万円の大きな商品です。
会社にとって、数万円なんて簡単に金額を操作できます。
特に、水回りなどの設備やフローリングを含めた内装面は自分の要望のものがしっかり入っているか確認しておいた方が良いと思います。
自分の思ってるメーカーと違ったり、素材が違うだけで数十万円簡単に金額が変わってきます。
個人的には水回りは契約前にあらかじめどんなものを入れるか決めておいても良いと思います。
見積書の中に良く概算と記載して金額だけ資金計画に盛り込まれてるパターンが結構あります。
この概算項目は極力少なくして契約に望む方が後々の金額の上昇が防げるので良いです。
できたら何社か契約前に水まわりメーカーのショールームに行かれても良いと思います!
2.差額見積もりを活用
契約後の設計打ち合わせでは毎回差額見積りをもらうことをオススメします。
もし上がっていれば何故上がっているのか根拠を聞きましょう。
悪徳会社は簡単にそこで毎回数万円増してくるところもあります。
家づくりって建ってみないと完成が分からない店がとても難しいです。
ここで誤った選択をしてしまうと、これまでの生活でお金を節約したことや我慢してたことは一瞬で水の泡になります。
また、見積もりの中をきちんと見ているということを会社側に暗に示すことで見積もりの会社都合の操作を抑制することもできます。
3.地盤補強の費用を確認
金額の中で大きく費用がかかってくる項目として地盤補強費があります。
これは軟弱な地盤の土地の場合、主に杭を支持層(安定した硬い層)まで施工し建物の荷重を安全に伝えるために必要な費用です。
この費用は高い場合、数百万円にもなってしまうケースもあります。
契約時100万円の予算どりしかしてないのに、実際は200万円かかってしまったというケースも、、、、
もちろん、間取りによって杭の長さや本数は異なりますが、これに関してはあらかじめ契約時の間取りで補強費用は計算してもらっておくことをオススメします。
ただし、土地の購入手続き中は地盤調査を入れれないケースがあり、その場合は計算できないです。
施工会社が持っている土地や、今すでに自分で持ってる土地の場合は事前に調査に入っておいてもらいましょう。
そこであらかたの費用が見えてくると思います。
4.間取りは契約時に確定しておくこと
最後に契約時に間取りの確定は絶対にしておくことが大切です。
契約時が現状の間取りで値引きできる1番大きな機会です。
仮に契約後に建物が大きくなった場合、値引き率は同じであったとしても、その間取りの金額が本当に適正かの判断しづらくなります。
イメージしてみて下さい。
3000万円 値引率3%でしお家を契約したと仮定します。
契約後、間取りが2坪大きくなり、その金額が3150万円と提示されたとします。
この150万円の上がり幅の根拠は正直会社側からすると、どのようにも操作できます。
恐らくこの3150万が3160万で提示されたとしても『そんな感じかー』と感じてしまうと思います。
会社側はこのようなタイミングで契約時に値引きをして失った利益を取り戻そうと操作してくる可能性があるわけです。
住宅って本当に金額の根拠が分かりにくいのが難しいところです。
ですので、『契約後に間取りは何とでも変更できる』という営業マンの言葉には絶対のってはいけません。
1番住宅をお得に買う方法は契約時からの間取り変更ゼロ、仕様変更ゼロで着工まで進ませることかなと思います。
中々、打ち合わせが進み出すと、あれがしたい、これがしたいと出てくることも多く難しい所ではありますが、、、、、
その為にも下調べはとても重要な訳ですね!
以上いかがだったでしょうか。
この4つのポイントを抑えておくだけで、金額に後々後悔しない家づくりが出来ると思います。
宜しければ試してみてはいかがでしょうか!
次回は、『オススメ!HIROが考える価値ある住宅の作り方 3選』についてお話ししていこうと思います。
次回もお楽しみに!
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