第6回目はHIROが考える価値ある住宅の作り方のポイントについてお話ししようと思います。
これを見れば、住宅の間取りを作成する際の注意すべきポイントがすぐに理解できると思います。
【目次】
1.大きく作りすぎない
2.外構計画の必要性
3.主役を考える
1. 大きく作りすぎない
皆さんは『絶対にはずせない間取りの希望を3つあげてください』と聞かれたらなんと答えますか。
多くの方が『広くて明るいリビング』と答えると思います。
たしかに広くて明るいリビングは憧れますよね。
しかし、なぜ広いリビングが必要なのかの理由はよく考えておいた方が良いと思います
単純に広いだけで家具のレイアウトや大きさも伴っていなければ無意味な広さのあるリビングになりかねません。
よくHIROが間取りを見ていて思うのは広いリビングですがこの余白のスペース何に使うんだろうと考える時が多くあります。
用途の無いスペースが多いと空間的には間延びしていることになります。
そしてテレビを見る場合、ソファとテレビの視聴距離というのはある程度決まってきます。
I型LDKの場合、 リビングとダイニングの間の通路+ダイニングテーブルの大きさ+キッチンスペース を合計すると生活する上で最低必要なLDKの大きさが見えてきます。
また家全体を大きく作りすぎないことで、周辺の住宅への影響も小さくなり、お庭も大きくとることができます。
外観も間延びしないくらいの大きさが丁度おすすめですね!
2.外構計画の必要性
建物の外観を大きく引き立ててくれる要素として外構計画があります。
専門的にはランドスケープデザインとも呼びます。
この外構計画は、HIRO的には建物の間取りと同じくらい家の価値を決める上で大切な計画と考えてます。
よく、外構計画を後回しで建物だけにお金を使ってしまい、殺風景なお家に仕上がってしまってるケースをよく見てしまいます。
外構計画の予算は総予算の最低5%は見ておきたいところです。
緑を適切な位置に計画することで魅力溢れる建物の外観を作ることができます。
また、低木から高木をバランスよく配置することがポイントです。
樹木の配置計画のポイントは平面図で書く際、二等辺三角形を意識しましょう。
それだけで印象が変わります。
また、常緑樹、落葉樹の使い分けも大切です。
常緑樹は年中葉がある樹木を意味します。
代表としてはスギ、ソヨゴなどが挙げられます。
落葉樹は冬場は葉は落ちてしまいます。しかし秋には紅葉してくれるものがあったりと美しい樹木が多いのが特徴です。
代表的なものとしてモミジがあげられます。
玄関近くに植える植物は常緑樹がオススメです。
おうちの顔となる部分ですからね。
お庭には落葉樹が良いかと思います。
落葉樹を南側の窓の近くに植えると夏場は窓への日差しを遮り、冬場は落葉するので太陽の光を室内へともたらすことができます。
落葉樹、常緑樹をバランスよく植えてお家の計画をしていきましょう!
3.主役を考える
おうちの主役を引立てる計画が大切です。
多くのひとの場合、LDKが主役になると思います。
その空間を主役にする為にどう工夫するかを考えることが重要です。
よくあるケースが収納や水回り動線を充実したいがために大きくとってしまい、肝心のリビングが追いやられてしまっているパターンです。
主役の場所にお金をかける、、当たり前のことですがこれを意識することはとても大切です。
個人的にはその最低必要なスペース+αくらいでLDKの大きさは決めておいて、中の内装に金額をかけた方が価値ある空間になると考えてます。
天井に天然木を貼ったり、間接照明にしたり、タイルを貼ったりと内装にこだわるだけでグッと空間の印象が変わります。
いかがでしたでしょうか。
この3つを意識すれば価値ある家づくりができ、お家の限られた予算を効率的に使うことが出来ると思います。
宜しければ参考にしてみてください!
次回からは後悔しない家づくりの骨格となる間取りについてお部屋ごとにポイントをお話ししようと思っています。
次回は、『必見!HIROのオススメの間取りの作り方〜玄関編〜』になります。
お楽しみに!